それでは、それまでの基準と何が変わったのでしょうか

「旧」耐震基準では・・・
震度5程度の地震を受けても「倒壊しないこと」が基準でした。
つまり、建物に損傷が出て住めなくなった状態であっても、「倒壊」せずに人命をまもることができれば基準クリアということです。
これに対して、「新」耐震基準の特徴は・・・
・中規模地震(震度5程度の地震)に対してはほとんど損傷を受けない基準
・大規模地震(震度6~7程度の地震)を受けた際損傷はあっても倒壊または崩壊はしない基準
となりました。
地震大国と言われる日本ですが、過去の被害を受け改善対策として基準の見直しがなされ、被害を最小限に食い止めるべく対策が検討されていますね。
オーナー様の中にも耐震診断をご相談される方も増えてきています。
一度診断を検討されることも、持続可能なマンション経営の選択肢の一つと言えますね。
新しくマンションの建築を検討されている方も、「耐震基準」は一つの目安です。
建てる前に「構造」や「壁の量」など、しっかりとした見極めも大切ではないでしょうか。
デザインや設備など目に見えない部分での検討ですが、後になってからは変更のできない重大ポイントでもあります。
コストにも影響するところではありますが、しっかりと建築される会社に相談しながら進めましょう。